当院の症例のご紹介
開咬(大人)
主訴(改善希望点) | 奥歯で咬めない、見た目が良くない。 |
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年齢・性別 | 31歳女性 |
診断 | 著しい叢生を伴う左右側方部開咬を伴うアングルⅡ級、骨格性1級、臼歯部開咬症例 |
治療装置 | 上:マルチブラケット装置 下:マルチブラケット装置 |
補助治療 | SMAPプレート、矯正用アンカースクリュー、舌トレーニング:筋機能訓練 |
抜歯/非抜歯 | 抜歯方針 |
部位 | 上下とも第1小臼歯(左右4番) |
治療期間 | 2年6カ月(通院22回) |
治療による リスク・副作用 |
上顎前歯部の歯根吸収、下顎前歯部ブラックトライアングルが起こる可能性があります。 舌突出癖(舌で歯ならびの裏面を押してしまう癖)が残ると、歯の動揺が少し残る可能性があります。 ブラケット周囲のむし歯、歯肉炎、かみ合わせ変化による一時的な顎関節症状が出ることがあります。 |
治療費用
矯正相談料 | 0円 |
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基本検査料 (診断料を含む) |
38,000円 |
矯正基本料 (毎月調整代、リテーナー代を含む) |
850,000円 |
その他費用 | 抜歯料金:各医院による設定 矯正用アンカースクリュー埋入費用:35,000円(1本)程度 SMAP:各医院による設定70,000円(片側)程度 |
症例解説
叢生(凸凹)改善スペース確保のため、また口元の審美的改善のため、上下の小臼歯を抜歯して移動しました。
大臼歯(奥歯)を圧下(歯ぐき側に押し込む)すると相対的に小臼歯(よこの歯)、前歯が閉口してきます。
大臼歯近くに、SMAPという加強固定プレートを設置し、口蓋(上あごの中央)にはアンカースクリューを付けました。
マルチブラケット装置を用いて、歯列の劇的な変化と共に、機能的で美しいかみ合わせが得られました。
下顎前突(大人)
主訴(改善希望点) | 受け口(反対咬合)、あごが出ている |
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年齢・性別 | 18歳女性 |
診断 | 開咬を伴うアングルⅢ級、骨格性3級、下顎前突症例 |
治療装置 | 上:MSE(アンカー固定型上顎急速拡大装置)、マルチブラケット(セラミック)装置 下:マルチブラケット(セラミック)装置、アンカースクリュー |
補助治療 | 矯正用アンカースクリュー |
抜歯/非抜歯 | 非抜歯方針(親知らずは抜歯) |
部位 | ー |
治療期間 | 2年0カ月(通院21回) |
治療による リスク・副作用 |
下顎前歯部の歯根膨隆、知覚過敏症状、下顎前歯部ブラックトライアングルができる可能性があります。 歯根吸収のリスクは少ないです。 顎間ゴムの使用により、顎関節症状(音がしたり、一時的な痛みにより口が開けにくい状態)が出ることがあります。 ブラケット周囲のむし歯、歯肉炎、口内炎が出ることがあります。 |
治療費用
矯正相談料 | 0円 |
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基本検査料 (診断料を含む) |
38,000円 |
矯正基本料 (毎月調整代、リテーナー代を含む) |
850,000円 |
その他費用 | 親知らずの抜歯料金(保険適応) 矯正用アンカースクリュー埋入費用 :35,000円程度(1本)×6本 |
症例解説
まず、上の歯列幅を広げる装置を用います。アンカーで固定して短期間で拡大すると前歯の間にすき間ができますが、骨格的に広がった証拠です。
その後自然に閉じますので心配はいりません。治療後はとても安定します。
次に、下の歯列全体を後退させ、口元の審美的改善のため、アンカースクリューを利用して牽引しました。持続的で確実な移動方法を希望されましたので、マルチブラケット装置を用いました。治療前はものを咬めなかった前歯でしっかり咬めるようになると共に、とても美しい口元が得られました。
反対咬合や交叉咬合を改善すると、生涯歯の寿命が劇的に長くなります。
下顎前突(成長期)
主訴(改善希望点) | 受け口 |
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年齢・性別 | 7歳男性 |
診断 | 前歯部反対咬合を伴うアングルⅢ級、骨格性3級、ローアングル、下顎前突症例 |
治療装置 | [1期] 上:上顎急速拡大装置(マクナマラ)、上顎骨前方牽引装置(プロトラクター)、ホールディングアーチ [2期] マルチブラケット装置 |
補助治療 | 舌の機能訓練(トレーニング) |
抜歯/非抜歯 | 非抜歯方針 |
部位 | ー |
治療期間 | [1期] 1年6カ月、[2期] 2年4カ月 計4年(通院28回、1期—2期間は) |
治療による リスク・副作用 |
下顎前歯部に歯肉退縮が起こる可能性があります。治療後、上顎前歯が前方に傾斜しているように見えることがあります。 下顎の成長は男性では成人頃まで続くことがあり、高い確率で反対咬合の再発が生じる可能性があります。 ブラケット、バンド周囲のむし歯、歯肉炎、かみ合わせ変化による一時的な顎関節症状が出ることがあります。 |
治療費用
矯正相談料 | 0円 |
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基本検査料 (診断料を含む) |
38,000円 |
矯正基本料 (毎月調整代、リテーナー代を含む) |
[1期] 500,000円 [2期] 400,000円 |
その他費用 | 乳歯の抜歯処置(必要時のみ) |
症例解説
反対咬合や交叉咬合(中心のずれ)は将来咬合重篤な早期に改善を図ります。骨格的不調和を正すため、上あごを前方に引っ張る装置を夜間装着します。
この装置に先立ってまず、上顎を左右に広げる(拡大する)と、牽引効果が上がると言われています。顔立ちの審美的改善のため、骨格のバランスを整える治療から始めます。横顔の劇的な変化が得られました。
2期治療は、上下すべての永久歯にブラケットを装着し、しっかり咬めて安定するように細かいワイヤー調整を行います。インビザラインでも同じ結果が得られます。
開咬(成長期)
主訴(改善希望点) | 上下の前歯がつかない。 |
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年齢・性別 | 7歳女性 |
診断 | 前歯部反対咬合を伴うアングルⅢ級、骨格性3級、ハイアングル、開咬症例 |
治療装置 | [1期] 上:上顎緩徐拡大装置(クワッドヘリクス)、上顎骨前方牽引装置(プロトラクター)、ホールディングアーチ、セクショナルアーチ [2期] マルチブラケット装置 |
補助治療 | 舌の機能訓練(トレーニング) |
抜歯/非抜歯 | 2期:非抜歯方針 |
部位 | 下顎左右第1小臼歯 |
治療期間 | [1期] 2年2カ月、[2期] 2年3カ月 計4年5カ月(通院40回、1期—2期間は約2年経過観察) |
治療による リスク・副作用 |
上下の前歯にすき間が開く(開咬の後戻り)可能性があります。機能訓練による予防します。 上下顎前歯部に歯肉退縮が起こる可能性があります。治療後、上顎前歯が前方に傾斜しているように見えることがあります。 下顎の成長は16歳頃まで続くことがあり、反対咬合が再発する可能性があります。 ブラケット、バンド周囲のむし歯、歯肉炎、かみ合わせ変化による一時的な顎関節症状が出ることがあります。 |
治療費用
矯正相談料 | 0円 |
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基本検査料 (診断料を含む) |
38,000円 |
矯正基本料 (毎月調整代、リテーナー代を含む) |
[1期] 500,000円 [2期] 400,000円 |
その他費用 | 乳歯の抜歯処置(必要時のみ) |
症例解説
開咬(奥歯で咬んだ時に上下の前歯がつかない状態)は早期に改善を図ります。ほとんどの患者さんが舌で押し出す癖(くせ)があり、矯正装置で良くなってもまた戻ることが多いため、機能訓練(舌のトレーニング)を併用します。この患者さんは、反対咬合(受け口)もありました。骨格的不調和を正すため、上あごを前方に引っ張る装置を夜間装着しました。1期治療において前歯で咬めるようになりましたが、奥歯のかみ合わせがまだ不十分です。
2期治療は、上下すべての永久歯にブラケットを装着し、しっかり咬んで安定するように細かいワイヤー調整を行います。インビザラインで治しやすく同じ結果が得られます。
上顎前突(成長期)
主訴(改善希望点) | 前歯で咬めない。 |
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年齢・性別 | 8歳男性 |
診断 | 前歯部開咬を伴うアングルⅡ級、骨格性2級、アベレージアングル、上顎前突症例 |
治療装置 | [1期] 上:サービカルヘッドギア、タングクリブ付き拡大床装置 下:リップバンパー [2期] ペンデュラム装置、マルチブラケット装置 |
補助治療 | 舌の機能訓練(トレーニング) |
抜歯/非抜歯 | 非抜歯方針 |
部位 | ー |
治療期間 | [1期] 1年8カ月、[2期] 2年1カ月 計3年9カ月(通院34回) |
治療による リスク・副作用 |
ヘッドギアでは、夏にあせもが出来ることがあります。上顎前歯部の歯根吸収が起こる可能性があります。 クリブ(柵)に伴う舌感・発音変化、口内炎、ができることがあります。開咬の後戻りが生じる可能性があります。 ブラケット、バンド周囲のむし歯、歯肉炎、かみ合わせ変化による一時的な顎関節症状が出ることがあります。 |
治療費用
矯正相談料 | 0円 |
---|---|
基本検査料 (診断料を含む) |
38,000円 |
矯正基本料 (毎月調整代、リテーナー代を含む) |
[1期] 500,000円 [2期] 400,000円 |
その他費用 |
症例解説
上の前歯を後退させ、また口元の審美的改善のため、年齢が成長発育旺盛期には、骨格のバランスを整える治療から始めます。第1大臼歯
(奥歯)のかみ合わせがずれている場合は、2期治療前に、さらに大臼歯を後方に移動させます。(経過写真=上下の歯を抜歯していなくても移動のためのスペースをつくることができます。歯列の劇的な変化が得られました。
2期治療は、上下すべての永久歯にブラケットを装着し、しっかり咬めて安定するように細かいワイヤー調整を行います。インビザラインでも同じ結果が得られます。