抜かない矯正
歯を抜かない矯正治療
「歯を抜かないと矯正治療は出来ないの?」「なんで、歯を抜かなくてはいけないの?」という疑問をお持ちになられる方がたくさんいらっしゃいます。
歯を抜かなければならない原因は、あごが小さい、または、歯が大きく、歯がきれいに並びきるスペースが足りないということがほとんどです。
そのような場合、以下のような治療法によっては非抜歯での矯正が可能になることがあります。当院では、抜かない矯正治療をお考えの方にもいろいろな治療法をご提案させて頂いております。
抜かない矯正テクニック
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歯列(歯のアーチ)全体を拡大する方法
装置を使って、歯列全体を少しずつ広げて、歯ならびを良くしていきます。ワイヤー矯正のほかに、マウスピース型矯正歯科治療(インビザライン)でも効果が期待出来ます。
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奥歯を奥に後退させて、並びきるスペースを作る方法
少しずつ奥歯を後ろに下げていきます。出来たスペースを使って歯ならびを良くしていきます。
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歯と歯の間にやすりを入れて、スペースを作る方法
歯はエナメル質という非常に硬い層で覆われています。その一部分に少しずつやすりを入れていくことでスペースを作ります。
歯にやすりを入れて大丈夫なの?と言われますが、0.1〜0.5㎜くらいの少量の削合量ですので、歯がしみたり、むし歯になりやくなったりということはありません。
抜歯メリット・デメリット
非抜歯矯正 | 抜歯矯正 | |
メリット | すべての歯を使って治療する。 | 口元をすっきりさせることが可能。 |
デメリット | 口元の変化が少ない。 | 麻酔を伴う歯科処置が必要。 |
よくある質問
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20歳を過ぎていますが、抜かない矯正は出来るのですか?
歯を並べるスペースを確保することができれば、歯を抜かない矯正治療は可能です。しかし無理矢理すべての歯を残して治療をすると口元全体が前に出たように見えてしまう場合がありますので、歯科医師と十分に相談の上、方針を検討するようにして下さい。