歯間に隙間がある場合
空隙歯列とは
写真のように、歯と歯の間にすき間がある場合があります。すきっ歯などと呼ばれることがあります。
空隙歯列(歯間に隙間がある状態)の原因
前歯の真ん中にすき間がある場合を正中離開(せいちゅうりかい)と言います。原因としては上唇小帯(じょうしんしょうたい=上の前歯の真ん中から唇にかけて続くヒダ状の粘膜)の以上異常発達や、過剰歯といって、真ん中の歯の間に本来ないはずの歯が埋まっていたりする場合があります。
生まれつき大人の歯の本数が少ない場合(欠損歯)や、歯の大きさが通常よりも小さい場合(矮小歯)などもあげられます。
治療をしないとどうなるの?
見た目の問題が大きいでしょう。
また、隙間があることで、発音がしにくかったり、息漏れしたりするがある場合があります。
治療開始の最適な時期
正中離開などの部分的なすき間は成長期に治療することもできますが、歯の生え変わりにより自然と閉じることもあります。永久歯の多数のすき間や、欠損歯があるすき間は、永久歯が全部生えてから開始します。
また、ブリッジやインプラント等ダミーの歯を用いる治療(補てつ治療といいます)と絡めて方針を検討します。歯間にすき間がある場合は、考えられる原因が多いため、適切な治療時期と治療方法を調べるために早期にご相談されることをおすすめいたします。
よくある質問
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歯の真ん中に隙間がありますが、治療期間はどれくらいでしょうか?
状態にもよりますが、6ヶ月くらいで治療出来ることがほとんどです。
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前歯の隣の歯の形が、他の人より細いように感じますが・・・
矮小歯(わいしょうし)といって、先天的ものですが、比較的よくみられるものです。矯正では歯の形自体は変えられませんが、左右対称の歯ならびにすることで、気にならなくなる方が多いようです。