MFT
MFT(口腔筋機能療法・舌のトレーニング)とは
MFTとは、口の周りの筋肉を鍛えて、バランスを良くし、正しく機能させるためのプログラムです。
歯ならびの良し悪しには、舌から歯に伝わる力が大きく関わってきます。例えば、開咬や上顎前突(出っ歯)、あるいは反対咬合(受け口)などの不正咬合の原因には、舌が本来あるべき正しい位置にないことがあげられます。
舌突出癖があると、矯正治療が順調に進まず、矯正治療後に後戻りすることもあり、MFTを行うことによりそれらを予防することが出来ます。また、MFTを行うだけで、軽度の不正咬合が改善される場合もあります。
歯ならびに影響を及ぼす悪習癖とは?
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1. 呼吸
口呼吸が原因で常に口が開いている状態だと、それに伴い舌も不安定な状態になります。歯列狭窄(V型歯列)や、開口の原因になったりもします。
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2. 指しゃぶりや爪噛みの癖
指しゃぶりの癖があると、出っ歯になることや、開咬という症状があらわれることがあります。
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3. 下唇の噛み癖
下唇を噛むことで、上の歯が前に傾くことや、下あごの成長に悪影響を及ぼすことがあります。
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4. 舌の前方突出癖
歯の裏側から、舌で歯を前に押し出そうとする癖のことを言います。歯の間に隙間があると、気になって舌で触ることが多くなり、上顎前突(出っ歯)になってしまうことがあります。
MFT(口腔筋機能療法・舌のトレーニング)で出来ること
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1. 矯正装置なしでの、不正咬合改善
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2. 矯正治療終了後の後戻りの防止
MFTって、どんなことをするの?
- ・口唇と舌の筋力のトレーニング
- ・咬む時に使う筋肉を鍛える
- ・口唇と舌を正しい位置に習慣化するトレーニング
- ・正しく咬んで飲み込む練習など