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Posted by staff on 2017.10.10
一口サイズの固形食、チューブに入ったペースト状のもの。
この時代、米ソ宇宙競争による長期にわたる宇宙滞在で、連続で宇宙食を摂らざるを得ない状況になり、これに不満をもった宇宙飛行士、ジョン・ヤングは、船内に勝手にターキー・サンドイッチを持ち込んだ。
機器の汚損や食中毒などにより宇宙船を危機に陥れる可能性があるこの行為は問題となったが、食事が士気に影響するという主張は認められ、以後の宇宙食の改善につながった。
現在ではより地上の食事に近いものとなり、メニューの種類もさらに増えた。一般に売られている食品をそのまま利用するものや、レトルト食品、加水食品、半乾燥食品、自然形態食、新鮮食品(果物や野菜)などがある。調味料も塩、こしょう、ケチャップ、マスタード、マヨネーズなどがそろってるが、塩とこしょうは飛び散らないように液体になっている。
▼飲み物
粉末の状態で宇宙に持って行き、水を加えて飲む。飲むときにはストローをつける。
ストローにはクリップがついていて、クリップを閉じると水が飛び出さないようになっている。
水を飲む時は空の容器を持って行き、ギャレーでその容器に水を入れて飲む。
▼ボーナス食
スペースシャトルへの搭乗ミッションでは、クルーの栄養維持やリフレッシュ用などに、その宇宙飛行士個人の好物が「宇宙日本食」以外にも特別メニューとして積み込まれる。
これらは日本人クルーの分だけではなく、他のクルーが消費する分も用意され、いわゆるコミュニケーションツールとしての側面を併せ持つ。