GOINGブログ
GOINGブログ詳細
Posted by 川端庄一郎 on 2015.05.12
こんにちは。
今日は歯のお話です。
なんと歯のない動物がいるらしいのです。
まずは鳥類。
採りは基本的に食べ物を丸のみするのでくちばしがありますが、歯がありません。とはいえ、丸飲みをそのまま消化するのは大変なので、消化器官に「砂嚢(さのう)」という部分に、砂や小石をたくわえ、食べたものをすりつぶします。
ただし、ヒナのくちばしの先には卵の内側からカラを破るために、小さな歯のような突起物がついています(卵歯といいます)。
続いて、軟体動物。
二枚貝をのぞく軟体動物は、小さな歯がおろし金のように並んだ歯舌をもっています。
歯舌は口球と呼ばれる軟骨状の組織の上に固定されており、前後に動かすことによってエサを削りとって食べます。また、歯舌は奥の方から次々に新生され、使い古された先端の部分の歯舌はどんどん切り捨てられていきます。なお、歯舌の歯の数、形、配列は種類により異なります。タコ・イカ・サザエやクリオネ、カタツムリ・ミミズにも、歯と同じような器官があります。
最後に昆虫です。
骨(カルシウム)を作る細胞がないため、歯はありません。
口の近くに一対もしくは二対のハサミのようになった構造がありまずが噛むのではなく、挟むだけで、食いちぎったり、すりつぶしたかけらを消化器官に送り込むだけの役割です。クモやアリなどにあります。
こうみると、確かにそうだなぁ。と、思いますが、じっくり考えたことがなかったのでなるほどなぁ。と、お勉強になりました。
では。