矯正治療の豆知識

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子どものむし歯本数

今回は歯列矯正を少し離れて、むし歯のはなし。

文部科学省の2014年度学校保健統計調査では、12歳(小学校6年生)の児童が持つ永久歯のむし歯本数(正しくはむし歯に罹患している歯と、過去にむし歯治療をした歯の合計本数=DMF指数)は、一人あたり平均1.00本となり、調査開始以来最低値となりました。(別表参照)グラフ上記録のある最も古いデータでは昭和56年で、一人あたり4.75本となっており、これまで一貫して減少、先日、兵庫県歯科医師会での会合時に聞いた今年(2015年)速報値では、”ついに1.00を下回った”と伺いました。

2014DMF指数

昭和56年というと私は11歳で、ちょうどその頃のデータということになり、自身がむし歯治療のために近所の先生に治して頂いていたことを思い出すと、現代の子どもさんとは隔世の感が湧きます。

しかし、『現代の子どもは平均1本しかむし歯ないらしいよ』というと、正しくない認識となる可能性があります。と言いますのは、12歳というと、おおよそ乳歯から永久歯に生え変わりが完了する年齢で、それまでに抜けた乳歯のむし歯本数は数えようがないからです。つまり、12歳より低年齢の子どもは乳歯のむし歯数を、12歳を過ぎた子どもはそれ以降受けることになるむし歯数を、それぞれ加算すると1本より多くなってしまいます。

低年齢の子どもさんはもちろん、これから大人になっていく生徒さんも今の生活習慣を見つめ直し、かかりつけ歯科医院できちんと定期検診してもらい、歯の発育に合わせた歯みがき方法を教えてもらうようにしたいものです。コンビニでの買い食い癖、スマホを触りながらのだらだら食いは絶対にやめましょう。

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